第2 回チャリティ・コンサート  2002.5.24
2002.05.24
プリマドンナを囲んで


 1年前、妻の実家の事件から、全国犯罪被害者の会の会員になって6ヶ月目の私や妻にとって、初めてのチャリティーコンサート出席となりました。
昨年に引き続いてのチャリティということで、チケット購入者を含めイベント成功に努力された皆様に感謝します。

 大変個人的なことで恐縮ですが、家族3人の趣味は異なり、娘が行くのはロックコンサート、妻は空オケ、私はオペレッタ。一緒に楽しく講演を聴くことは不可能、数年前オッヘンバックの「天国と地獄」(ドイツ語公演)を3人で見たのが最初で最後です。このときも舞台から遠い席の方が疲れないと遠視の妻は2幕目から私と席を交替したが、あいにく空調の吹き出し口にあたり、風邪を引きそうになった。近視の私は、最前列で大型双眼鏡で舞台を観ている人を目撃して以来、オペラグラスでなく、野鳥観察用の中型双眼鏡を携帯するので、娘に嫌がられた。

 チャリティーコンサートの通知が届いたとき、私一人だけの出席でも止むを得ないと考えていたが、被害者の会会員として、妻、義姉も参加することになり、ありがたかった。 次に名作の美しい場面だけを集め、名解説付きで聴けたので、「蝶々夫人」のオペラがよく理解でき、好きになったと妻は大喜び。

  ホールの規模も大きからず、こんな近距離で各歌手の美声が聴けて最高。オペラは楽しい。 やっぱりオペラはイタリアオペラ、長崎を舞台としたオペラを作曲したプッチーニさん、ありがとう。マダムバタフライでは、蝶々夫人、スズキ役を日本人が演じるのが一番といった意見に賛成。

全国犯罪被害者の会のため、今回のイベントを企画、実行された全ての人に拍手を送ります。
関口雄志郎
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