第44回 関西集会  2004.12.5
参加人数
参加者 32名(会員22名)

内 容
12月3日、希望者12名が大阪刑務所を見学しました。その時の感想が話し合われました(以下のとおり)。

・「刑務所」とはもっと苛酷な場所だと想像していたが、作業が自由で就労中は気が散漫といった風で、「軽務(作業)所」かと思った。レクリエーションの時間には、ソフトボールなどを楽しんでおり、「監獄」というより一般社会からかけ離れた現実感のない「極楽」という印象であった。とても刑に服しているようには見えなかった。

これでは、早く出獄したいというよりも、なるべく長く居たいと思うだろう。被害者は生きてゆくため、生活してゆくために日々身を削る思いで暮らしているのに、受刑者の人たちは与えられた時間作業をこなして毎日を送っていけばよい。世間の暮らしの方がよっぽど辛く、これで更正して社会復帰できるのか疑問に感じた。

・受刑者に比し刑務官の人数が極端に少なく、「目が届かない」と思う。受刑者が複数で暴れたりした場合、刑務官は対処しようが無いであろうと感じた。刑務官の仕事の大変さが理解できた。

・被害者の視点を取り入れた教育的処遇を平成16年10月から開始していることを知り感心したが、もっと被害者のナマの声を聞く機会を持つべきだと感じた。 多くの会員の意見により、今後も刑務所の見学を続ける事になりました。

また、「衆議院内閣委員会」の審議中継ビデオ(衆議院ホームページより)を鑑賞し、基本法の条文をたどりながら問題点等を確認しあいました。 「第2回精神医学講座」では、マスコミや弁護士の方も発言されました。この講座は好評で、回を重ねるごとに精神医学への理解を深められると思います。

大阪矯正管区教育課から依頼のあった「少年院矯正教育充実化研修」の講師を選出しました。 今後の陳情は、岡山県、広島県、島根県、鳥取県と兵庫県内の3市に行う事としました。 集会終了後、基本法成立と年末でもあり、場所をかえてささやかな小宴を行いました。
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