第19回 九州集会  2005.11.27
参加人数
参加者9名(会員7名)

内 容
福岡県久留米市での短大時代の同級生4人の看護師による保険金殺人事件など、九州、福岡でも、全国的な大きな事件が相次いでいます。

悲しいことに多くの犯罪被害者が次々に発生しているのが現状です。ここで取り上げたのは、事件には関係ない子供たちのことです。両親が被害者であり加害者という悲惨な状態です(母親―加害者 父親―被害者)。

このような状況下で、けなげに祖母と生活しているそうです。末子は学生、上二人の兄弟は働いているそうですが、仕事に就いても事件が明るみにされると辞めさせられることが繰り返され、祖母の年金だけで生計を立てていることを知らされました。公的機関、犯罪被害者支援センターほか、どこも支援の手をさしのべていないことを知らされました。

誰のための、そして、何のための犯罪被害者支援センターなのか!、九州集会では何ができるのだろうかと考えさせられました。

 また、福岡県北九州市の監禁殺人事件で、父親が殺害された後、6年間監禁された女性(21)について、監禁中に申請期限(2年)が過ぎたとして、犯罪被害者等給付金は支給できないと福岡県警は独自で判断し、事件発覚後、女性や親族に給付金制度の存在そのものを知らせていないことが分かりました。

この様なことが他の県警でも行われているのではないかと危惧されます。給付制度は、あくまでも被害者の立場で考えて運用されるように改善を訴えていきたいものです。
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