第16回 九州集会  2005.5.28
参加人数
参加者9名(会員5名)

内 容
今回、福岡で起こった中国人による一家殺害事件のご遺族に話を伺うことが出来ました。
可愛がっていた孫二人、娘夫婦を失った苦しみ、それと同時にセンセーションを起こす事件だったがゆえに、ものすごい取材攻勢にあい、憶測で書かれた記事が報道され、記事が一人歩きして憶測が憶測を呼び、二次被害、三次被害に遭遇されたことを切々と話し落涙されました。

また同時に誠意ある報道者に会われ色々と教えていただいた事、発言する機会を作っていただいたり、代弁していただいた事へのお礼の言葉も忘れられませんでした。

 老体に鞭打ち単身中国にわたり、裁判を傍聴されてこられました。言葉も分からず右左も分からない中で文化の違い、法制度、裁判制度の違いに戸惑いと怒り、やるせなさを語られました。わが国の法律で裁いて貰いたかった、無念ですともらされました。

所轄の警察では親切な対応をしていただいたが、所轄から手を離れ検察庁、外務省、中国との折衝の段階になると情報が全く入らず、蚊帳の外に置かれている状態でした。決まったことだけが文書で送られてきても、どのように対応していいのか分からない状態に追い込まれました。

この時、弁護士、中国の法制度に精通した人が居てくれたら、サポートしてくれる人が居てくれたら、と結ばれました。 今後、国際犯罪の被害者に対応できる支援システム作りを早急にお願いする次第です。
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